『NHKにようこそ!』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
大学中退後、部屋に引きこもり続ける佐藤達広。彼は自分が社会から疎外されている理由を、謎の組織「NHK(日本引きこもり協会)」の陰謀だと妄想する。ある日、彼の前に現れた謎の少女・中原岬は、佐藤の引きこもり脱出を手伝うと告げる。果たして佐藤は、この奇妙な関係を通じて社会復帰できるのか……。
滝本竜彦の原作小説を、大岩ケンヂが漫画化した本作は、2000年代前半の引きこもり問題を正面から描いた衝撃作です。滝本は自身の引きこもり体験をもとに、妄想と現実が入り混じる主人公の内面を赤裸々に綴りました。大岩の作画は、佐藤の部屋の雑然とした様子や、追い詰められた表情を容赦なく描き出します。少年エース連載でありながら、オタク文化やドラッグ、自殺未遂といった重いテーマを扱い、第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。2006年にはアニメ化、2008年には実写映画化され、アメリカやフランスなど海外でも翻訳出版されています。単なる引きこもり青年の物語ではなく、現代社会の孤独と疎外を映し出した作品として評価されました。
既刊8巻。笑えないコメディの中に、痛切なリアリティが宿る一作です。
まだ読んでいないあなたへ
文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞。
この一行が、どれほどの覚悟で描かれた作品かを物語っているんです。
部屋から出られない。働けない。人と会えない。主人公は22歳の引きこもり、佐藤達広。彼の日常は、誰かに見せられるようなものじゃありません。昼夜逆転、妄想、不安、焦燥——部屋の壁に囲まれた世界で、彼は少しずつ自分が壊れていくのを感じているんです。この作品は、そんな彼の日々を、笑いと痛みの境界線で描き出します。
原作・滝本竜彦、作画・大岩ケンヂ。この組み合わせが生み出したのは、読んでいて思わず目を逸らしたくなるほどリアルで、それでいて目が離せない人間ドラマです。佐藤の妄想が暴走する場面では笑ってしまうのに、次のページで胸が締め付けられる。コメディとして読み始めても、気づけば自分の心の奥底を覗き込まされているような感覚に陥るんですよ。
そして登場するのが、謎めいた少女・岬ちゃん。彼女は佐藤に「引きこもり脱出プロジェクト」を持ちかけます。なぜ彼女は佐藤を救おうとするのか。その理由を知ったとき、あなたはこの物語の本当の深さに気づくはずです。
アニメ化、実写映画化され、アメリカやフランスでも翻訳出版されたこの作品。既刊8巻に詰まっているのは、表面的な「引きこもりあるある」じゃありません。孤独の本質、人とつながることの難しさ、それでも生きていくことの意味——誰もが目を背けたくなる問いに、この漫画は真正面から向き合っているんです。
笑えて、痛くて、最後には確かに何かが変わる。そんな読書体験、してみませんか。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『NHKにようこそ!』は全何巻?
全8巻で完結済みです。