『実は私は』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
秘密を抱えた者たちが集う学園コメディ。主人公・黒峰朝陽は「顔に出やすい」性格ゆえ、嘘がつけない。そんな彼が惚れたクラスメイト・白神葉子は、実は吸血鬼だった……。正直者ゆえに秘密を守れない少年と、正体を隠して生きるヒロイン。この矛盾した組み合わせから、物語は動き出す。
増田英二は『魔法少女サイト』でダークな作風を見せる一方、本作では週刊少年チャンピオンらしい躁的なテンションで勝負に出た。吸血鬼、エイリアン、悪魔、狼人間——設定の盛り込み方は過剰なほどだが、そのカオスを「秘密を守る」という一本の軸が貫いている。ラブコメとしての骨格は意外なほど堅実で、主人公が先に恋に落ち、ヒロインが徐々に心を開く古典的な構図を、SF的ガジェットで包み直した形です。2015年のアニメ化、翌年の実写映画化と展開が続いたのは、この「設定は奇抜、構造は王道」というバランスが幅広い層に届いた証左でしょう。第39回講談社漫画賞少年部門を受賞した実績も、単なる変化球ではない評価の裏付けといえる。
既刊22巻、2013年から2018年まで駆け抜けた全力疾走の記録です。秘密を抱えて生きることの可笑しさと切なさ、その両方を味わえる一作。
まだ読んでいないあなたへ
既刊22巻、週刊少年チャンピオンで5年間連載され、講談社漫画賞まで受賞したラブコメです。
主人公は「顔に出やすすぎて嘘がつけない」高校生。そんな彼が、クラスメイトの美少女に告白しようとして知ってしまうんです——彼女が吸血鬼だという秘密を。しかも「秘密がバレたら退学」という条件付きで。嘘がつけない男が、好きな子の正体を隠し通さなきゃいけない。この設定だけで、もう面白くなる予感しかしないでしょう。
でも本作の真価は、そこから先にあるんですよ。吸血鬼だけじゃない。エイリアン、狼人間、悪魔——次々と明かされる周囲の「秘密」。みんな必死に正体を隠しながら、普通の高校生活を送ろうとしてる。その滑稽さと切なさが絶妙に混ざり合って、笑えるのに泣けるシーンが何度も訪れます。
ギャグのテンポが抜群なんです。増田英二という作家は、キャラの表情とリアクションで笑わせる天才なんですよ。コマ割りのリズム感、間の取り方、全部が計算されてる。だから一気読みが止まらない。
それでいて恋愛ドラマとしても一級品。不器用で真っ直ぐな主人公が、どう想いを伝えるのか。22巻かけて丁寧に描かれる関係性の変化が、読後に深い余韻を残します。週刊連載でこのクオリティを5年間保ち続けたこと自体が驚異的です。
笑って、ドキドキして、ちょっと泣ける。そんなラブコメを探してるなら、これ以上の選択肢はないんじゃないでしょうか。
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よくある質問
『実は私は』は全何巻?
全22巻で完結済みです。