『狼と香辛料』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
中世ヨーロッパを思わせる架空世界。行商人ロレンスは、ある村で麦の収穫を見守っていた狼の化身・ホロと出会う。何百年も土地に縛られていた彼女は、故郷である北の森へ帰ることを望み、ロレンスの荷馬車に同行することになった。商人と狼神。異質な二人の旅が始まる……。
支倉凍砂が第13回電撃大賞を受賞した『狼と香辛料』は、もとはライトノベルだ。その漫画化である本作は、2006年から2011年にかけて「電撃マ王」で連載された。旅と交易を軸にしたファンタジーでありながら、剣も魔法も派手な戦闘も出てこない。描かれるのは、為替差益や信用取引といった経済の駆け引き、そして二人の関係性が少しずつ変化していく過程である。ホロの飄々とした口調とロレンスの実直さが生む会話劇は、読むほどに味わい深い。アニメ化や実写映画化もされ、海外でも広く翻訳されている本作は、既刊16巻をかけてじっくりと物語を紡いでいます。
静かに、しかし確実に心を掴む作品です。
まだ読んでいないあなたへ
全16巻で完結。
なのに、読み終わった後も旅が続いているような余韻が残るんです。
中世ヨーロッパ風の世界を舞台に、行商人の青年と狼の耳と尻尾を持つ少女が馬車で各地を巡る物語。ただそれだけなのに、なぜこんなにページをめくる手が止まらないのか。答えは、この二人の「会話」にあるんですよ。
商売の駆け引き、通貨の価値変動、麦の先物取引——経済の話なんて難しそうに聞こえるかもしれません。でも、主人公ロレンスが知恵を絞って商機を見出す過程が、まるでパズルが解けていくように気持ちいい。そして傍らには、数百年生きた賢狼ホロがいて、時に助言し、時にからかい、時に商人の浅知恵を見抜いて笑うんです。
二人の掛け合いには、駆け引きと信頼が同居しています。ホロの言葉の端々には孤独と誇りが滲み、ロレンスの不器用な優しさがそれに応える。剣も魔法も出てこない。けれど、言葉のやり取りだけでこんなにも心が揺れる作品があるんだと教えてくれるんです。
馬車の軋む音、麦の穂の匂い、宿屋の温かいスープ。日常の積み重ねが、いつの間にか忘れがたい旅の記憶になっている。そんな読書体験を、ぜひ味わってほしいんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『狼と香辛料』は全何巻?
全16巻で完結済みです。