3月のライオン』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

高校生にして将棋のプロ棋士、桐山零。幼い頃に事故で家族を失い、将棋の才能を見出されて内弟子として育てられた彼は、孤独な日々を送っていた。だが、あるきっかけで出会った川本家の三姉妹との交流が、彼の凍りついた心を少しずつ溶かしていく。将棋盤の前では天才と呼ばれる少年は、盤を離れれば居場所を失った一人の子供に過ぎなかった……。

羽海野チカが『ハチミツとクローバー』で見せた繊細な心理描写と人間関係の機微は、本作においてさらに深化している。将棋という勝負の世界を舞台にしながら、そこで描かれるのは才能と孤独、喪失と再生、そして人との繋がりがもたらす温もりです。ヤングアニマル誌上で2007年から連載が続くこの作品は、第2回マンガ大賞にノミネートされ、2016年にはSHAFTによるアニメ化、2017年には実写映画化もされました。将棋漫画でありながら、その本質は「人が人として生きていくこと」を丁寧に見つめた人間ドラマなのです。

既刊18巻、今なお連載が続く本作を読まずして、現代日本の青年漫画を語ることはできません。

まだ読んでいないあなたへ

17歳のプロ棋士が、誰も住んでいない部屋に帰る。

『3月のライオン』は、幼くして家族を失い、将棋の才能だけを頼りに生きてきた少年の話なんです。主人公は史上5人目の中学生プロ棋士。でも盤上では天才でも、一人暮らしの部屋は冷蔵庫がカラで、コンビニ弁当の容器だけが積み重なっている。勝っても負けても、誰も待っていない。そんな彼が、ひょんなことから出会った三姉妹の家に転がり込むようになって、初めて「ただいま」と言える場所を見つけるんです。

『ハチミツとクローバー』の羽海野チカが描くのは、将棋というより「人」なんですよ。対局シーンの緊迫感も凄まじいんですが、それ以上に胸を打つのは、負けた夜に一人で泣く姿や、温かいご飯を食べながらぽろぽろ涙がこぼれる瞬間。孤独に耐えてきた少年が、少しずつ人と繋がることを覚えていく過程が、痛いほど丁寧に描かれています。

将棋のルールを知らなくても大丈夫です。むしろ知らない方が、主人公が盤の前で何を賭けて戦っているのか、その重さがまっすぐ伝わってくる。2007年から連載中で、既刊18巻。マンガ大賞ノミネート、アニメ化・実写映画化もされた作品です。

読み終えたとき、誰かに「おかえり」と言いたくなる。そんな物語なんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『3月のライオン』は全何巻?

現在18巻まで刊行中です。