『ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダース』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
日本のスタンド使い・空条承太郎が、祖父ジョセフ・ジョースター、アブドゥル、花京院、ポルナレフと共にエジプトを目指す。目的は、百年の眠りから覚めた吸血鬼DIOを倒すこと。母ホリィの命を救うため、承太郎たちは「スタンド」と呼ばれる超能力を駆使し、DIOの刺客と戦いながら五十日間の旅を続ける……。
『ジョジョ』第三部は、荒木飛呂彦が波紋からスタンドへと能力システムを一新した転換点だ。第一部・第二部で確立した「ジョースター家とDIOの因縁」という縦糸を継承しつつ、週刊連載に適した「一話完結のスタンドバトル」という横糸を織り込んだ構造は、以降のバトル漫画に多大な影響を与えた。「やれやれだぜ」の口癖を持つ承太郎のクールな造形、多国籍の仲間たちとのロードムービー的展開、そして「能力の相性とアイデアで勝敗が決まる」頭脳戦の導入。『週刊少年ジャンプ』連載当時から圧倒的な人気を誇り、OVA化・TVアニメ化を経て今なお新規読者を獲得し続けるのは、この第三部が『ジョジョ』を「スタンドバトル漫画の金字塔」へと押し上げたからにほかならない。
「オラオラ」と「無駄無駄」の激突を、あなたはまだ体験していないのですか?
まだ読んでいないあなたへ
50日間で1万キロ。
おじいちゃんを救うため、孫が地球を半周するんです。
17歳の空条承太郎は、ある日突然「幽霊みたいなもの」が見えるようになって、自分から留置場に入っちゃうんですよ。でも実はそれ、幽霊じゃない。「スタンド」って呼ばれる、本人の精神が生み出した超能力なんです。そしてこのスタンドが目覚めた理由が、100年前に海底で眠ってた吸血鬼が復活したせい。その吸血鬼に操られて、承太郎の祖父・ジョセフの娘、つまり承太郎の母親が原因不明の高熱で倒れてしまう。治す方法はただ一つ。エジプトにいる吸血鬼DIOを、50日以内に倒すこと。
だから承太郎は日本を発つんです。おじいちゃんと、道中で出会った仲間たちと。飛行機も船も使えない。なぜならDIOが世界中に「スタンド使い」の刺客を放ってるから。香港、シンガポール、インド、パキスタン、アラビア半島。毎日が命懸けの戦いです。炎を操る男、鏡の中に潜む敵、夢に入り込んでくる暗殺者。能力のルールを見破らないと勝てない頭脳戦が、毎回違う形で襲ってくる。
この作品、「能力バトル漫画」の教科書みたいな存在なんですよ。パワーじゃなくて、機転と覚悟で勝つ。仲間が一人倒れるたび、残された者たちの表情が変わっていく。特に承太郎の「やれやれだぜ」の重みが、旅が進むごとに増していくんです。
エジプトに着いたとき、あなたは気づきます。この50日間で、キャラクターたちが本当の意味で「仲間」になってたんだって。そして最後の戦いは、ジョジョ史上屈指の名勝負。時を止める能力vs時を止める能力。決着の瞬間、承太郎が何を思ったのか、ぜひその目で確かめてください。