久保さんは僕を許さない』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

主人公の白石は、存在感が薄すぎて周囲から認識されないことさえある地味な高校生だ。そんな彼を、なぜか同じクラスの久保さんだけは、しつこいほど構ってくる。「白石くんって本当に薄いよね」と笑いながら、彼女は今日も白石の隣にやってくる……。

雪森寧々が『週刊ヤングジャンプ』で描いたこの作品は、第45回講談社漫画賞青年部門を受賞し、2023年のアニメ化、2024年の実写映画化と、メディアミックスでも成功を収めた。ジャンルとしては学園ラブコメディだが、特筆すべきはそのペース配分です。タイトルに「許さない」とあるものの、久保さんの行動は攻撃的なものではなく、むしろ白石の存在を肯定し続ける優しさに満ちている。ヒロインが先に恋に落ち、主人公が徐々にその想いに気づいていくという構図は、少女漫画的な繊細さを青年誌の枠に落とし込んだ稀有な試みだ。海外でも多言語展開され、文化を超えて支持を集めたのは、この普遍的な距離感の妙によるものでしょう。

既刊12巻で完結したこの物語、ゆっくりと紡がれる二人の関係性を、ぜひ最初から追いかけてみてください。

まだ読んでいないあなたへ

講談社漫画賞受賞、既刊12巻、アニメ化に映画化までされた作品なのに、タイトルを見て「いじめの話?」って身構えた人、それ大正解の勘違いなんです。

久保さんは、主人公の白石くんを「許さない」。何を許さないかって、彼が教室で空気みたいに存在感が薄いこと。出席を取られても先生が気づかない、廊下で友達とすれ違っても認識されない、そんな透明人間レベルの地味さを、久保さんだけは見逃さないんですよ。「今日も白石くんが消えかけてる」って、隣の席からニヤニヤしながら名前を呼んでくる。消しゴム落としたら拾ってくれる。傘忘れたら相合傘してくれる。全部「ちゃんと見てるから」っていう優しさの形なんです。

これ、よくあるギャルが陰キャに構うパターンじゃないんですよね。久保さんは派手でもなければモテキャラでもない、ただ白石くんだけを特別に、執拗なまでに気にかけ続ける。週刊ヤングジャンプで3年間連載された全12巻の中で、二人の距離が数ミリずつ縮まっていく感覚が、読んでてもどかしいのに心地いいんです。

雪森寧々さんの絵は、表情の機微を捉えるのが本当に上手くて。久保さんが白石くんの肩越しにちょっと寂しそうな顔をするコマとか、白石くんが久保さんの後ろ姿を目で追ってしまうシーンとか、セリフがなくても「あ、これ好きってことじゃん」って分かる瞬間がたくさんあるんです。

「許さない」という言葉の裏側にある、誰かを見つめ続ける眼差しの尊さ。この作品が教えてくれるのは、恋って結局、相手をちゃんと見ることから始まるんだってことなんですよ。

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よくある質問

『久保さんは僕を許さない』は全何巻?

全12巻で完結済みです。