『孤高の人』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
孤独を選び、垂直の壁に挑む男がいる。死んだ友人への罪悪感を抱え、社会から距離を置き、ただひたすらロッククライミングに没頭する主人公。彼が登るのは岩壁だけではない。自らの内面に巣食う闇、そして時間の経過とともに変わりゆく人間関係の断絶。孤立は意図されたものか、それとも逃避の果てか……。
週刊ヤングジャンプに1998年から2004年まで連載され、第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞した本作は、スポーツ漫画でありながら心理ドラマの色彩が濃い。クライミングという題材を通じて描かれるのは、技術や勝負ではなく、人間の内面が剥き出しになる瞬間です。孤独と向き合う主人公の姿は、青年誌読者の共感を呼び、2008年には映画化・アニメ化と、異例のメディアミックス展開を見せた。既刊17巻という長編の中で、罪悪感と疎外感が積み重なり、やがて読者自身の孤独をも照らし出す。
人は誰しも、心のどこかに登りきれない壁を抱えている。その壁に向き合う勇気を、この作品は静かに問いかけてきます。
まだ読んでいないあなたへ
17巻完結。
この漫画、他人と関わらずに生きようとした男の話なんです。
主人公は人を避ける。誰とも深く繋がらない。そう決めて生きてきた。でも、山に登り始めたんです。ロッククライミングという、命を預けるスポーツに。一人で岩壁に向かい、一人で頂を目指す。孤独を貫くための選択だったはずが、登れば登るほど、避けてきたものと向き合わされていく。
この作品が凄いのは、山に登る理由を一切美化しないところなんですよ。爽快感もカタルシスも、簡単には与えてくれない。ただ、岩にしがみつく指先と、次の一手を探す目と、自分の内側で渦巻く何かだけがある。読んでいると息が詰まる。でも、ページをめくる手が止まらないんです。
4人の作家が関わっているんですが、この座組みでしか生まれ得ない空気感があります。週刊ヤングジャンプで6年間連載され、第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。映画化もされました。
人と距離を置いて生きている人ほど、刺さると思います。逆に、誰かと繋がることを当たり前に思っている人には、見たことのない景色が広がっているはずです。孤独の意味を、これほど容赦なく突きつけてくる作品は、そうそうありません。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『孤高の人』は全何巻?
全17巻で完結済みです。