『ギヴン』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
ギターを抱えた高校生・上ノ山立夏は、同級生の佐藤真冬が大切そうに持つ壊れたギターに目を留める。真冬の頼みで弦を張り替えてやったことをきっかけに、立夏はバンド仲間とともに真冬を音楽の世界へと引き込んでいく。真冬の歌声には、誰も知らない痛みと、それでも前を向こうとする強さが宿っていた……。
キヅナツキが2013年から「Cheri+」で連載し、第20回日本漫画家協会賞を受賞した本作は、BL作品でありながら音楽漫画としての骨格が確かです。バンド活動を通じて描かれる若者たちの成長と感情の揺れ動きは、恋愛のジャンルを超えて普遍的な共感を呼ぶ。ギターの練習、スタジオでのセッション、ライブに向けた葛藤といった音楽描写に手抜きがなく、演奏シーンの躍動感は紙面を突き破る勢いだ。真冬が抱える過去の喪失と、そこから再び音を奏でるまでの過程は、ただのロマンスではなく「再生」の物語として読者の胸を打ちます。2019年にアニメ化、2020年には実写映画化もされ、海外でも英語版が出版されるなど、BL作品の枠を越えた広がりを見せている。
音楽と恋愛、そのどちらも妥協しない筆致で描かれた既刊9巻。心に傷を持つ者たちが、音楽を通じてもう一度立ち上がる姿を見届けてください。
まだ読んでいないあなたへ
音楽漫画なのに、ギターの音が聞こえないんです。
矛盾してますよね。でもこの作品を読むと分かるんですよ。音楽漫画の本質って、テクニックや演奏シーンの迫力じゃない。「なぜその音を鳴らすのか」という、人間の内側にあるものなんだと。
主人公はギターをやってる高校生。ある日、ギターを抱えたまま眠ってる同級生を見つけて、なんとなく弦を張り替えてあげるんです。それだけの出会い。でもその子が歌い出した瞬間、何かが変わり始める。上手いとか下手とかじゃなくて、その声には「何か」があるんです。言葉にならない、でも確かに存在する何かが。
バンドを組んで、ライブをして、曲を作る。そういう青春の表層は描かれてます。けれど本当に胸を掴まれるのは、音楽に向き合う理由なんですよ。失った人への想い。伝えられなかった言葉。もう一度立ち上がろうとする意志。彼らが鳴らす音には、全部それが詰まってる。
日本漫画家協会賞を受賞して、アニメ化も映画化もされた作品です。既刊9巻。BL要素はありますけど、それ以前に「喪失と再生」を描いた物語として、驚くほど普遍的なんです。音楽をやってる人も、やってない人も、何かを失った経験がある人なら、きっと心のどこかが震えます。
読み終わったとき、静かな部屋で音が響いてる錯覚に陥りますよ。それがこの漫画の魔法です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ギヴン』は全何巻?
全9巻で完結済みです。