PLUTO』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

高性能ロボットだけが持つ特別な権利を有する世界。そこで相次ぐロボット殺害事件が発生する。被害者はいずれも世界最高水準の七体のロボットだ。刑事ロボット・ゲジヒトは捜査を進めるうち、犯人が「プルートゥ」と名乗る存在であることを突き止める。だが事件の背後には、ロボットと人間の関係を根底から揺るがす陰謀が……。

浦沢直樹が手塚治虫の『鉄腕アトム』をベースに描いた本作は、『MONSTER』で見せた緻密な構成力と、『20世紀少年』で培った群像劇の手腕が融合した作品です。原作の一エピソードを全八巻の長編ミステリーへと再構築し、ロボットの権利や人間性の境界といったテーマを正面から扱う。サスペンスとしての牽引力を保ちながら、倫理的ジレンマを突きつける筆致は、青年漫画の水準を押し上げた。手塚治虫文化賞マンガ大賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門受賞という評価が、その達成を物語っています。

「ロボットは涙を流すのか」。この問いに向き合いたいなら、まず本作を開くべきです。

まだ読んでいないあなたへ

手塚治虫の『鉄腕アトム』が、浦沢直樹の手で全く別の姿に生まれ変わった作品です。

ロボットが人間と同じように生きる世界で、世界最高水準のロボットが次々と破壊されていく。刑事ロボット・ゲジヒトが追う連続殺人事件の先に待つのは、「人間とロボットの違いは何か」という問いなんです。ロボットに心はあるのか。憎しみを抱くことはできるのか。そして、人間がロボットを「道具」として扱う社会で、本当に非人間的なのはどちらなのか——この作品が突きつけてくる疑問は、読むほどに自分の中に食い込んできます。

浦沢直樹が描くのは、アトムの時代の裏側にあった戦争の傷跡と、その痛みを抱えて生きる者たちの姿です。華やかな未来の影で、誰かが流した血がある。誰かが失った命がある。ミステリーとして謎を追いながら、気づけばロボットたちの生き様に胸を掴まれているんです。

手塚治虫文化賞、このマンガがすごい!第1位、文化庁メディア芸術祭——数々の賞が示すのは、この作品が持つ圧倒的な完成度。全8巻という長さで、一切の無駄なく構築された物語が、最後には一つの答えを示してくれます。

ロボットの物語を通して人間を見つめ直す。そんな体験ができる作品は、そうそうありません。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『PLUTO』は全何巻?

全8巻で完結済みです。