よふかしのうた』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

眠れない夜、退屈な日常から逃げ出したい少年は、夜の街で吸血鬼の少女と出会う。彼女は「恋に落ちた人間の血しか吸えない」という制約を持ち、彼に吸血鬼になることを持ちかける。不眠症に悩み、人間関係も不器用な主人公は、昼と夜が反転した非日常の中で、何かを探し始める……。

『だがしかし』で駄菓子という題材を鮮やかに料理したコトヤマが、今度は「夜」と「吸血鬼」を掛け合わせた。本作の巧みさは、吸血鬼という超常的存在を、孤独や倦怠感といった現代的な感情の隠喩として機能させている点だ。深夜の街を彷徨う若者たちの心理描写は、単なる青春ドラマに留まらず、夜更かしという日常的な行為の中に潜む逃避願望を丁寧にすくい上げる。週刊少年サンデーで連載され、小学館漫画賞少年部門を受賞。アニメ化もされ、Netflixでの配信を通じて海外でも広く視聴されている。

夜の空気が持つ自由と孤独を、これほど繊細に描いた少年漫画は稀です。既刊20巻、眠れない夜の特効薬としてどうぞ。

まだ読んでいないあなたへ

夜が怖くなくなった瞬間、僕らは何かを失ったんです。

不眠症の中学生・夜守コウは、眠れない夜に家を抜け出して知るんです。誰もいない街で、自販機の光だけが照らす歩道橋で、深夜2時のコンビニで——昼間とはまるで違う「夜の顔」があることを。そこで出会った吸血鬼の七草ナズナは、コウに問いかけます。「人間やめて、吸血鬼にならない?」って。

条件はひとつ。その吸血鬼に恋をすること。

でもコウは気づいてしまったんです。自分が何にも恋できないことに。学校も、友達も、将来も、全部どこか他人事で、心が動かない。だから彼は夜の世界で、恋を探し始めるんです。吸血鬼や、同じように夜をさまよう人たちと出会いながら。

この作品が描くのは、ただのボーイ・ミーツ・ガールじゃありません。「感情が動かない」って苦しみなんです。楽しいはずの日常が灰色に見える感覚。誰かと一緒にいても、透明な壁の向こう側にいるような孤独。そういう痛みを、夜の静けさと吸血鬼というモチーフで、驚くほど繊細に掬い取っている。

『だがしかし』のコトヤマが描く夜は、美しくて少し怖くて、でも確かに自由なんです。コウが少しずつ感情を取り戻していく過程に、息を止めて見入ってしまう。既刊20巻、小学館漫画賞受賞、アニメ化もされた今作。夜更かししてでも読む価値、あります。

夜に何か探しに行きたくなったら、この本を開いてみてください。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『よふかしのうた』は全何巻?

全20巻で完結済みです。