食戟のソーマ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

下町の定食屋の息子・幸平創真は、家業を継ぐつもりで料理の腕を磨いてきた。ところが父の突然の店仕舞いと共に、超名門料理学校「遠月学園」への編入を命じられる。卒業率わずか1割という実力至上主義の学園で、創真は持ち前の定食屋仕込みの発想力を武器に、エリート料理人の卵たちと「食戟」と呼ばれる料理対決を繰り広げていく……。

『週刊少年ジャンプ』が放つ本格料理バトル漫画である。原作・附田祐斗、作画・佐伯俊による本作は、料理という題材を徹底的に「ジャンプ的」な少年バトルへと昇華させた。注目すべきは、料理の優劣を判定する際の描写だ。審査員が料理を口にした瞬間、服が弾け飛び、恍惚の表情と共に幻想的なビジュアルが展開される、通称「ソーマリアクション」。この大胆な演出により、本来は静的な「食べる」という行為が、視覚的興奮を伴うバトルシーンへと変貌する。『ミスター味っ子』や『中華一番!』といった先行作品が築いた料理漫画の文法を、現代的なエンタメ感覚で再構築した点が画期的だった。さらに物語後半では、創真の父・城一郎の正体や遠月学園を揺るがす組織改革といった本格的なストーリーラインも用意され、単なる勝ち抜き戦を超えた展開を見せます。

料理バトルという異色のジャンルで『ジャンプ』本誌連載5年超という実績を打ち立てた傑作です。未体験なら、今すぐ創真の挑戦を追いかけてください。

まだ読んでいないあなたへ

料理漫画の常識、全部ぶち壊します。

料理バトルって聞くと「心温まる」とか「努力と友情」みたいなイメージ、ありますよね。違うんです、この漫画。食べた瞬間に服が弾け飛ぶ。本当に。審査員が悶絶する。壁にめり込む。これ、料理じゃなくて格闘技なんですよ。でもふざけてるわけじゃない。料理の理論は本物で、読んでるとマジで腹が減る。深夜に読んじゃダメなやつです。

主人公の幸平創真は、町の定食屋の息子。その腕前で日本最高峰の料理学校に放り込まれるんですけど、周りは全員エリート。セレブの子息、料理界のサラブレッド、天才だらけ。普通なら萎縮するところを、この主人公、初日から「俺がトップになる」って宣言するんです。根拠のない自信じゃなくて、定食屋で毎日客と向き合ってきた経験から来る、本物の覚悟なんですよね。

圧倒的なのが料理対決の描き方。ただ作って審査されるだけじゃない。相手の得意分野で真っ向勝負を挑む場面、タイムリミット1時間で即興料理、食材の制限があったり、審査員が敵対勢力だったり。毎回ルールが違って、毎回創真は絶体絶命に追い込まれる。なのに、定食屋仕込みの「客を喜ばせる工夫」で逆転するんです。この快感、一度味わったら抜け出せません。

ライバルたちも全員が主役級。完璧主義の天才、野性的な狩猟料理の使い手、分子調理のスペシャリスト。みんな料理に人生を賭けてる。そいつらと創真がぶつかり合って、認め合って、時には共闘する。熱いんです、料理で。刃を交えるんじゃなく、皿の上で。

絵も凄い。湯気の立ち上り方、肉汁が滴る瞬間、断面のツヤ。見てるだけで唾液が出る作画なんですよ。これ描いてる人、絶対料理好きだろって分かる執念の画力。そしてキャラの表情。一口食べた瞬間の、あの恍惚とした顔。あれ見たら、もう我慢できないんです。

料理漫画の皮を被った、最高に熱いバトル漫画。読み終えた頃にはきっと、あなたも台所に立ってます。

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