ジョジョの奇妙な冒険 ジョジョリオン』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

2011年、東北地方太平洋沖地震の後、架空の杜王町を舞台に幕を開ける第8部。主人公は記憶を失い、自分が何者かもわからぬまま「壁の目」と呼ばれる謎の地点で目覚める。彼の周囲には、この町に古くから根を張る一族たちと、そこに絡む奇妙な"力"が渦巻いている。記憶を取り戻す手がかりは、ごく身近な人間関係のなかに隠されているのか……。

荒木飛呂彦はこれまで『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズで世代を超えた壮大な血統を描き続けてきたが、本作はその系譜において独自の位置を占めます。スタンド能力という超常的要素を軸にしつつ、震災後の日本という現実の空気を取り込んだ舞台設定は、シリーズにおいて異質ともいえる生々しさを持つ。ウルトラジャンプという誌面で10年の連載を経て、荒木が選んだのは派手な冒険譚ではなく、記憶と家族、そして「自分とは何か」を問う静かな狂気だった。全27巻にわたって張り巡らされた伏線は、ミステリーとしての緻密さと、ホラーとしての不穏さを両立させています。

震災の翌月に連載開始という時期を知れば、この作品がいかに特異な文脈で生まれたか、理解が深まるはずです。荒木飛呂彦が描く"記憶を失った男"の物語を、今こそ読むべきでしょう。

まだ読んでいないあなたへ

記憶を失った男が、自分が誰なのか分からないまま物語が始まるんです。

「ジョジョリオン」は、シリーズ第8部でありながら、これまでのジョジョとは何もかもが違います。派手な冒険譚ではなく、一つの街に根を下ろした人間たちの、血と記憶を巡る物語。主人公は目覚めた時から既に謎で、読者も彼と一緒に手探りで真実を追うことになる。誰を信じていいのか、自分は本当に人間なのか、そもそもこの体は誰のものなのか——答えが見えるたびに新しい謎が生まれ、10年の連載を通じて一本の太い幹が貫いているんです。

荒木飛呂彦が描く「家族」は、血縁という檻であり、同時に救いでもある。登場人物たちは皆、何かを守るために、あるいは奪うために動いていて、その理由が明かされる瞬間の切なさと恐ろしさが尋常じゃない。優しさと狂気が紙一重で、誰が善人で誰が悪人なのか、最後まで分からないまま読み進めることになります。

ミステリーとして読んでも、人間ドラマとして読んでも、異能バトルとして読んでも成立する稀有な作品です。1億部を超えるシリーズの、最も静かで、最も深い部分がここにある。既刊27巻、完結済み。すべての謎が一つに収束していく読後感を、ぜひ体験してください。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ジョジョの奇妙な冒険 ジョジョリオン』は全何巻?

全27巻で完結済みです。