『よつばと!』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
好奇心の塊のような少女・よつばと、彼女を育てる父親が引っ越してきた街で、隣家の三姉妹をはじめとする人々と交流しながら、何気ない日常を送る。ブランコ、虫取り、買い物、花火——大人にとっては当たり前の光景が、よつばの目を通すと驚きと発見に満ちた冒険になる。彼女の無邪気な行動は、周囲を巻き込み、時に困らせ、しかし確実に笑顔を引き出していく……。
あずまきよひこは『あずまんが大王』で四コマ漫画に革命をもたらした作家である。その次作となる本作は、ページ漫画という形式を得て、日常系という領域をさらに深化させた。ストーリー漫画が「起承転結」を求めるのに対し、『よつばと!』が描くのは「変化しない幸福」だ。劇的な展開も成長物語もない。あるのは、子供の視点で切り取られた世界の鮮やかさと、その瞬間を共有する喜びである。あずまの絵は、よつばの表情ひとつで読者を笑わせ、何でもない背景に生活の手触りを与える。2003年の連載開始以来、手塚治虫文化賞マンガ大賞、文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞し、国内1500万部、海外350万部という数字は、この作品が国境を越えて支持されている証です。
既刊16巻、いまなお続くこの物語に、結末を求める必要はありません。よつばの今日が、いつまでも続いてほしいと願いながら読む作品です。
まだ読んでいないあなたへ
16巻かけて、たった3ヶ月しか進んでいません。
それなのに累計1500万部です。世界27カ国で読まれています。手塚治虫文化賞も獲っています。この数字が意味するのは、「何も起きない日常」を描くことが、どれほど難しく、どれほど価値があるかということなんです。
主人公は5歳の女の子、よつば。とーちゃんと二人暮らしで、引っ越してきたばかりです。隣の家の三姉妹と仲良くなって、セミを捕まえたり、買い物に行ったり、ブランコに乗ったり。本当にそれだけなんです。でも1ページ1ページが、息をするのを忘れるくらい愛おしいんですよ。
よつばは世界のすべてが初めてで、エアコンを見ても、自動ドアを見ても、全力で驚きます。その反応を見ているうちに、自分が失くしてきた「ただ生きているだけで楽しかった感覚」が、じわじわと蘇ってくるんです。
あずまきよひこという作家は、『あずまんが大王』で日常系という分野を切り拓いた人です。その人が20年以上かけて、年1冊のペースでゆっくり紡いでいる作品なんですね。急がない。焦らない。よつばの成長と同じ速度で進む漫画です。
読み終わったあと、窓の外がいつもより少し明るく見えます。それがこの漫画の魔法です。既刊16巻、今日から読んでください。
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よくある質問
『よつばと!』は全何巻?
現在16巻まで刊行中です。