『MONSTER』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
天才脳外科医の天馬賢三は、ある夜、瀕死の少年ヨハンの命を救う。しかしその決断が、彼の人生を一変させる。やがてヨハンは姿を消し、周囲で不可解な殺人事件が続発する。数年後、連続殺人犯を追ううち、天馬はヨハンこそが事件の黒幕だと知る。自らが救った命が、おぞましい怪物だったとしたら……。
浦沢直樹は「YAWARA!」で柔道というスポーツの熱と人間ドラマを描き、後に「20世紀少年」「PLUTO」といった大河作品で評価を確立した。本作は1994年から2001年まで「ビッグコミックオリジナル」で連載され、第1回日本メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第3回手塚治虫文化賞大賞、第46回小学館漫画賞一般部門を受賞している。全世界で2000万部以上を売り上げ、マッドハウスによるアニメ化も実現した。舞台をドイツに移し、東西分裂の記憶と人体実験の暗部を背景に据えた構成は、日本の青年漫画に新たな地平を開いた。善意が悪を生むという倒錯した因果、追う者と追われる者の関係性の反転、過去の記憶に縛られた登場人物たちの成長。どれをとっても、読者を物語の深淵へ引きずり込む力がある。
医師が自ら救った命を追い詰める。この皮肉な構図が、全18巻を貫く緊張を生んでいます。
まだ読んでいないあなたへ
全18巻で完結したこの作品を、読み始めたら最後、あなたは止まれなくなります。
天才外科医が助けた少年が、実は史上最悪の殺人鬼だったとしたら。しかもその少年を、命の選別を迫られた極限状況で「こちらを選ぶ」と決断して救ったのだとしたら。浦沢直樹が描く『MONSTER』は、一人の医師が背負うことになった、あまりにも重すぎる十字架の物語なんです。
舞台は冷戦終結直後のドイツ。ページをめくるたび、濃密な空気があなたを飲み込んでいきます。この作品が恐ろしいのは、血しぶきの量じゃない。「人間の心の闇」を、ここまで解像度高く、ここまで逃げずに描き切っている点なんです。双子をめぐる過去、人体実験の影、そして連続殺人の糸。すべてが絡み合い、読者の予想を何度も裏切りながら、一本の太い幹へと収束していく。
手塚治虫文化賞大賞と日本メディア芸術祭優秀賞、ふたつの権威ある賞に輝いた理由が、読めば分かります。これは「娯楽」の域を超えた、文学としての漫画なんです。全世界2000万部という数字も、この作品の普遍性を証明している。
7年間の連載で紡がれた物語は、一切の無駄がありません。最終ページまで読み終えたとき、あなたの中で何かが変わっています。それは保証します。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『MONSTER』は全何巻?
全18巻で完結済みです。