『封焔のリッカ~水底の魔物は炎に溺る~』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
唯一の家族であるおばばを失った少女リッカは、彼女の最後の願いを叶えるため、かつて離れた村の森へと足を踏み入れる。しかしその森の奥深くでは、赤い満月の夜に封印から解き放たれようとする魔物ローゼルが待ち構えていた。贄となる運命を背負った少女と、封印からの解放を目論む魔物。二人が出会ったとき、宿命に抗う物語が動き出す。
透宮コトリが「COMICエトワール」で連載する本作は、ロマンスファンタジーの枠組みを借りながら、生と死、宿命と意志の境界線を繊細に描き出している作品だ。魔物に命を狙われながらも守り石の力で反撃し、逆にその魔物を救ってしまうリッカの行動は、予定調和を裏切る。敵として出会った二人が、互いの記憶と想いに触れるたび関係性が変容していく過程には、類型的な「運命の出会い」とは異なる説得力がある。ローゼルが竜血樹の花のカーテンの先へ「行けない」理由、その"はじまりの記憶"が明かされるくだりは、彼の立場を単純な敵役から引き離し、物語に深みを与えている。既刊8巻、丁寧に積み重ねられた伏線と心理描写が、二人の影が並ぶ先に何が待つのかを予感させます。
宿命に抗う少女と、宿命に縛られた魔物。その交錯が生む化学反応を、ぜひその目で確かめてください。
まだ読んでいないあなたへ
既刊8巻。
連載中。
殺すはずだった相手に、なぜか命を救われてしまった。森の魔物ローゼルは、この矛盾に戸惑うんです。自分を倒せる力を持つ少女リッカは本来「脅威」でしかない。なのに彼女は、おばばの弔いという目的のためだけに、敵意のかけらも見せず魔物の前を歩いていく。このひたむきさが、何百年も封印されていた存在の心を、少しずつ動かしていくんですよ。
リッカは知らないんです。自分が「贄となる運命」を背負っていることも、目の前の魔物が何を企んでいるのかも。ただおばばの最後の願いを叶えたい。それだけで森の奥へ進む彼女の姿に、読んでいるこちらの胸が締めつけられる。守り石が光った瞬間、二人の運命が交わり始めたあの夜から、もう引き返せない道が始まっているんです。
「二人の影が並ぶ時、あってはならない未来がひらく」——この一文が、ページをめくるたびに重くのしかかってくる。宿命が二人を引き裂こうとするほど、芽生えていく想いの切実さが際立つんです。ローゼルの"はじまりの記憶"が明かされる場面では、彼が「行けない」理由が胸に刺さります。
透宮コトリが描く少女漫画の文法で紡がれる、残酷なまでに純粋なロマンスファンタジー。敵同士だった二人が、互いを思うほど悲劇へと近づいていくこの構造、一度読み始めたら止まらないんです。
巻一覧(発売順)全8巻
よくある質問
『封焔のリッカ~水底の魔物は炎に溺る~』は全何巻?
現在8巻まで刊行中です。
『封焔のリッカ~水底の魔物は炎に溺る~』の最新刊は?
最新刊は第8巻(2月27日(金)発売)です。
『封焔のリッカ~水底の魔物は炎に溺る~』の作者は誰?
透宮コトリ先生の作品です。
『封焔のリッカ~水底の魔物は炎に溺る~』の出版社は?
ライブコミックスから出版されています。