ダークサイドホテル ~セレブの醜聞、査定致します~』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

ダークサイドホテル ~セレブの醜聞、査定致します~ ダークサイドホテル 〜セレブの醜聞、査定致します〜3は3月1日(日)発売予定

この作品について

セレブたちの華やかな世界の裏側で、醜聞を"査定"するホテルがある。主人公は、表向きは高級ホテルのコンシェルジュだが、実際には著名人のスキャンダルを査定し、値付けし、時には隠蔽や暴露の手助けをする特殊な業務に従事している。依頼者は政治家、芸能人、財界人——誰もが表の顔と裏の顔を使い分け、その境界線で揺れ動く。一件ごとに異なる醜聞の重さ、それに付随する人間模様が、冷徹な取引の中で浮かび上がっていく……。

ヨシダ有希の作風は、一見突飛な設定を現実の社会構造と接続させる手腕にある。本作もその系譜に位置し、"醜聞の査定"という着眼点が秀逸だ。スキャンダルという曖昧なものに値段をつける行為は、現代のSNS炎上や報道のあり方を皮肉に映し出している。ビーグリーが手がける大人向けドラマ路線の中でも、人間の欲望と打算を正面から描く点で異色です。各エピソードは読み切りに近い構成ながら、主人公の過去や信念が少しずつ明かされる縦軸も機能しており、単なるオムニバスに終わらない仕掛けが施されている。類似のテーマを扱った作品と比べても、ビジネスライクな視点と人間ドラマのバランスが際立つ。

セレブの仮面が剥がれる瞬間を、あなたも覗いてみてください。

まだ読んでいないあなたへ

ホテルで働く人間が一番知っている。

客の本性を。

セレブたちが集う高級ホテル「ダークサイド」。ここでは宿泊客の醜聞を査定し、金額をつけて取引するんです。不倫、薬物、脱税、あらゆる秘密に値段がつく。そしてフロント係の主人公は、その「査定」を担当する立場なんですよ。

この設定だけで唾を飲むでしょう?でもこの作品、ただのスキャンダル暴露ものじゃないんです。査定される側の人間模様が、恐ろしいほど繊細に描かれている。傲慢に見えた客が、実は別の誰かを守るために動いていたり、美しい笑顔の裏で崩れていく人生があったり。醜聞の裏には必ず「理由」がある。その理由を知ったとき、あなたは誰を許し、誰を断罪しますか?

ヨシダ有希の絵は、表情の機微が尋常じゃなく巧い。一瞬目を伏せる、口角がわずかに下がる、それだけで登場人物の諦めや覚悟が全部伝わってくるんです。セリフじゃなく「間」で語る漫画って、こういうことなんだなと。

そして何より、主人公の立ち位置がいい。彼は裁かない。ただ査定する。その冷徹さと、どこかに残る人間らしさのバランスが絶妙で、読むほどに「この人は何者なんだ」という好奇心が膨らんでいくんです。

3巻まで出ています。読み終わったあと、きっとあなたは他人の笑顔を今までと違う目で見るようになる。そういう作品なんです。

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