『江戸川乱歩異人館【期間限定無料】』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
昭和初期、人間の暗部が息を潜める路地裏で、奇怪な事件が次々と発生する。屋根裏に潜む穴男、椅子に身を潜める座男、壁の中から獲物を狙う壁男——江戸川乱歩が生み出した異形の存在たちが、欲望と狂気に身を委ね、常軌を逸した犯行に及ぶ。そして名探偵・明智小五郎が、その背後に潜む人間の業と対峙する……。
山口譲司は『人間失格』でも見せた、文豪作品の暗黒面を抉り出す手腕を、ここでも遺憾なく発揮している。乱歩文学の真髄である「倒錯した欲望」「歪んだ執着」を、現代の漫画表現で克明に描写。単なる原作の絵解きに留まらず、ビジュアルならではの生々しさで読者を引きずり込む。ビジネスジャンプ連載時から話題を呼び、2005年には映画化、第48回日本漫画家協会賞大賞を受賞した。乱歩作品の漫画化は数多く存在するが、本作ほど原作の持つ「ねっとりとした怖さ」を体現した作品は稀だろう。各エピソードが独立した短編形式で、『人間椅子』『D坂の殺人事件』『魔術師』といった代表作を収録。一話完結で読みやすく、しかしその読後感は決して爽やかではない。
既刊3巻。日本推理小説の礎を築いた乱歩の世界を、この上なく濃密に味わえる一作です。
まだ読んでいないあなたへ
日本漫画家協会賞大賞。
その重みを知ってほしいんです。
江戸川乱歩の名作短編群を、山口譲司が一切の容赦なく描き切った作品なんですよ。屋根裏に住む男、椅子の中で息を潜める男、壁に溶け込む男——異常な執着を抱えた人間たちが、この異人館には集まってくるんです。そして彼らの前に立ちはだかるのが、名探偵・明智小五郎。
怖いのは、この「異常」が決してファンタジーじゃないところなんです。歪んだ愛、満たされない承認欲求、誰にも言えない願望。それが極限まで膨れ上がったとき、人はどこまで堕ちるのか。山口譲司の筆は、その瞬間を容赦なく描写します。目を背けたくなる。でも目が離せない。
「人間椅子」「D坂の殺人事件」「魔術師」——原作を知っている人ほど戦慄するはずです。乱歩が文章で仕込んだ恐怖が、絵という形で眼前に迫ってくる。知らない人は、これが日本ミステリーの原点だと知ることになる。
2005年に映画化されたのも頷けるんです。既刊3巻に凝縮されたこの濃度。ホラーでもミステリーでもサスペンスでもある、どのジャンルの棚に置いても正解な傑作なんですよ。
大正ロマンと異常心理。この組み合わせに震えない人間はいません。
巻一覧(発売順)全3巻
よくある質問
『江戸川乱歩異人館【期間限定無料】』は全何巻?
全3巻で完結済みです。
『江戸川乱歩異人館【期間限定無料】』の最新刊は?
最新刊は第3巻(3月18日(水)発売)です。
『江戸川乱歩異人館【期間限定無料】』の作者は誰?
山口譲司先生の作品です。
『江戸川乱歩異人館【期間限定無料】』の出版社は?
集英社から出版されています。