『踏切時間』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
刊行ペース
平均: 約28日間隔
直近: 約28日間隔
この作品について
踏切の遮断機が下り、カンカンと警報音が鳴り始める。その数十秒から数分間に、見知らぬ他人たちが同じ空間に留まる。女子高生は友人とたわいない話をし、兄妹はスマホ片手に言葉を交わし、ギャルは変なおじさんと遭遇する。ただそれだけの、しかし確かに存在する小さな時間を、里好は丁寧に掬い上げる。オムニバス形式で綴られる日常ショートは、踏切という舞台に人々を集め、そこで起きる何でもないやり取りを淡々と映し出していく。
双葉社『月刊アクション』で2013年から2019年まで連載され、既刊8巻。2018年にはA-1 Picturesによるアニメ化、2020年には実写映画化と、メディアミックスも果たした作品です。里好が描くのは、派手な事件でもドラマチックな展開でもない。ただ「踏切で待つ」という、誰もが経験する日常の一瞬を切り取り、そこに宿る会話や空気感をスケッチする。青年漫画らしい観察眼で、若者たちの何気ない表情や言葉選びが丁寧に拾われていく。日常系コメディの文脈に位置しながら、鉄道という要素を通じて、都市生活の断片を静かに記録する試みと言えるでしょう。
踏切の向こう側へ渡るために、私たちは少しだけ立ち止まります。その短い時間に目を凝らしてみませんか。
まだ読んでいないあなたへ
踏切の前で、人生が動き出すんです。
カンカンカン。遮断機が下りる。電車が通り過ぎるまでのわずか数十秒。この「強制的に立ち止まる時間」に、人はふと本音を漏らしたり、普段は言えない言葉を口にしたり、自分でも気づかなかった感情に気づいたりする。『踏切時間』は、そんな一瞬の煌めきを既刊8巻かけて丁寧にすくい上げた、奇跡みたいなオムニバス作品なんです。
女子高生同士の気まずい沈黙が、踏切の音で少しだけ和らぐ瞬間。小学生たちが怖い噂話をしながらも、電車が来るとつい数えちゃう無邪気さ。SNSで会話してる兄妹が、踏切の前だけは顔を見合わせて笑い合う一コマ。どの話も5分で読めるのに、読み終わった後の余韻が妙に長いんですよ。「ああ、自分にもこんな時間あったな」って、忘れてた記憶が蘇ってくる感覚。
里好さんの描く日常は、ドラマチックじゃないからこそリアルで、リアルだからこそ胸に刺さるんです。登場人物たちは特別な何かを成し遂げるわけじゃない。ただ踏切の前で待って、電車が過ぎて、また歩き出す。それだけ。でもその「それだけ」の中に、人間の本質が詰まってるんですよね。
2018年にアニメ化、2020年には実写映画化もされた本作。海外でも翻訳されて読まれ続けている理由が、読めば分かります。
通勤や通学で踏切を渡る人なら、明日からその時間が愛おしくなる。そんな魔法みたいな漫画です。
巻一覧(発売順)全2巻
よくある質問
『踏切時間』は全何巻?
全2巻で完結済みです。
『踏切時間』の最新刊は?
最新刊は第1巻(3月3日(火)発売)です。
『踏切時間』の次巻はいつ?
次巻の発売日は未発表です。直近の刊行ペースは約28日間隔です。
『踏切時間』の作者は誰?
里好先生の作品です。
『踏切時間』の出版社は?
双葉社から出版されています。