母の日にサレ妻~3年前から長女は黙認?~』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

著者:

出版社: 飛鳥新社

既刊6巻

次巻発売情報

母の日にサレ妻~3年前から長女は黙認?~ 第4巻は2月25日(水)発売予定

刊行ペース

平均: 約30日間隔

直近: 約30日間隔

この作品について

母の日、夫から花束を受け取った妻が目にしたのは、差出人欄に書かれた見知らぬ女性の名前だった。問い詰めると、夫は不倫の事実をあっさり認める。さらに衝撃的だったのは、高校生の長女が「知ってた」と告げたこと。3年前から父親の浮気に気づいていながら、母を傷つけまいと黙っていたという。家族の絆は、いつから壊れていたのか……。

桃が描くのは、SNS投稿やLINEのスクショを駆使した徹底的なリアリズムだ。浮気発覚後の妻の心理描写は生々しく、「まだやり直せるのでは」という揺らぎと「許せない」という怒りが交錯する。特筆すべきは長女の立ち位置である。母を守ろうとする優しさと、その優しさゆえに抱え込んだ罪悪感が丁寧に描かれ、単なる「サレ妻もの」に留まらない家族崩壊の物語として成立している。飛鳥新社の実録系コミックの中でも、感情の解像度が際立って高い。

夫婦関係の修復か離婚か、という二択だけが答えではないことを、この作品は教えてくれます。全3巻、一気読み推奨です。

まだ読んでいないあなたへ

母の日のプレゼントに、夫が浮気相手と長女を連れて旅行へ行った。

この一行だけで吐き気がするのに、主人公・咲良が目の当たりにするのはもっと地獄なんです。3年前から長女は知っていた。パパの「新しい家族」を。そして今、母親である自分だけが何も知らされていなかった事実を、祝日の朝に突きつけられるんですよ。

この作品、よくある「浮気サレ妻の復讐劇」だと思って読み始めると、予想の斜め上を行きます。咲良は泣き崩れもしないし、怒鳴り散らしもしない。ただ静かに、恐ろしいほど冷静に、自分の人生を取り戻すための一手を打ち始めるんです。その様子がまた、読んでいて背筋が凍るほどリアルで。

圧巻なのは、夫や浮気相手だけじゃなく、周囲の人間たちの「本音」が次々と剥がれていく展開です。義母の二枚舌、ママ友の同情に見せかけた優越感、そして何より——長女の沈黙の意味。子どもは親をどう見ているのか。家族という幻想が音を立てて崩れていく過程を、桃先生は容赦なく描き切ります。

3巻で完結する物語なのに、読後の余韻がずっと残るんです。誰かに裏切られた経験がある人なら、咲良の選択に涙するはずです。そして彼女が最後に手にするものを見て、「これが人生なんだ」と胸を突かれるはずなんですよ。

浮気されたことがない人にこそ読んでほしい。あなたの大切な人が、もしかしたら今、咲良と同じ地獄を生きているかもしれないから。

巻一覧(発売順)

の他の作品