『子どもをさらして稼ぐ配信ママを許さない』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
子どもをさらして稼ぐ配信ママを許さない 第1巻は6月5日(金)発売予定
この作品について
動画配信サイトで我が子の日常を切り売りし、再生回数を稼ぐ母親たち。彼女たちに搾取される子どもたちを守るため、元配信者の女性が立ち上がる。主人公・柚木は、かつて自らも「ファミリー配信」の闇に巻き込まれた過去を持つ。配信ママたちの欺瞞を暴き、子どもたちを救い出すため、彼女は周到な計画と冷徹な手段で標的に接近していく。
つかれうさぎは『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』で動物の愛らしさを切り取った作家だが、本作では一転して現代のデジタル搾取という重いテーマに切り込んでいる。ファミリー配信者の実態を描いたSNS告発漫画は数多いが、本作が一線を画すのは、被害者側の「復讐」を軸に据えた点だ。柚木の行動は法的にグレーゾーンを踏み越える場面も多く、単純な勧善懲悪では語れない緊張感がある。配信ママたちの身勝手な言い分と、それに翻弄される子どもたちの表情の対比が、この作者らしい繊細な作画で描き分けられる。飛鳥新社の〈ヤングコミック〉レーベルが、エンタメ性と社会派要素を両立させた好例だろう。
7巻まで続く本作は、単なる告発に留まらず、デジタル時代の親子関係という普遍的な問いを突きつけてきます。子どもの尊厳とは何か、その答えを一緒に探してみませんか。
まだ読んでいないあなたへ
子どもの泣き顔を、笑顔で配信する母親がいるんです。
この漫画を開いた瞬間、あなたは目を疑うかもしれません。我が子の寝顔を無断で世界に晒し、学校での失敗談を面白おかしく脚色し、「バズった!」と喜ぶ母親の姿が、そこにあるからです。フィクションだと思いたい。でも、スマホを開けば似たような光景が無数に転がっている現実を、私たちは知っています。
主人公は、そんな「配信ママ」を止めようとする人物です。ここで描かれるのは、ただの正義の物語ではありません。なぜ母親は子どもを「コンテンツ」にしてしまうのか。承認欲求という名の飢えが、どれほど人の倫理観を歪めるのか。そして、晒された子どもの心に何が起きるのか──その一つひとつが、容赦なく突きつけられるんです。
あなたも一度は見たことがあるはずです。子どもが嫌がっているのに撮影を続ける親を。この作品は、その「違和感」に名前をつけ、声を与えてくれます。読んでいると胸が苦しくなる場面もあります。でもそれは、この問題があまりにも身近で、あまりにも見過ごされてきたからなんです。
7巻まで続くこの物語は、単なる告発では終わりません。加害者にも被害者にもならないために、私たちは何を知るべきなのか。どこに線を引くべきなのか。読後、あなたのSNSの見方が確実に変わります。
今、誰かの「いいね」のために泣いている子どもがいるかもしれない。その事実から目を背けたくないなら、この漫画を開いてください。