『銀行でハーレム』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
銀行でハーレム 第6巻は3月3日(火)発売予定
刊行ペース
平均: 約14日間隔
直近: 約14日間隔
この作品について
銀行に就職した新人行員・田中太郎は、配属初日から予想外の事態に直面する。同期の美人OLたちが次々と彼に好意を寄せ、さらには上司の美女支店長までもが彼を気にかけるようになる。一体なぜ自分がこんなにモテるのか。困惑しながらも、銀行という閉鎖的な空間で繰り広げられる複雑な人間関係に巻き込まれていく……。
エムカロはデビュー以来、フルカラーという媒体特性を活かした色彩設計に定評がある作家である。本作でもその手腕は遺憾なく発揮されており、銀行という舞台のリアリティと、ハーレムものという虚構性の同居が絶妙なバランスで成立している。注目すべきは、単なる願望充足型の展開に終始しない点だ。各ヒロインの心理描写には相応の厚みがあり、主人公への好意にもそれぞれ異なる動機が設定されている。同ジャンルの作品群と比較すれば、キャラクター造形の丁寧さは際立っている。12巻という長期連載を支えたのは、この「読ませる構造」があったからでしょう。
フルカラーの鮮やかさと、銀行という意外な舞台設定。このギャップを楽しめる読者なら、一気読み必至です。
まだ読んでいないあなたへ
銀行員の日常が、こんなにも狂おしくドキドキするなんて。
「銀行でハーレム」は、堅実な銀行マンが突如として複数の女性から好意を寄せられる展開を描いた作品です。でもこれ、ただの都合のいいファンタジーじゃないんです。主人公の誠実な人柄が一人ひとりの心に届いた結果として、関係が深まっていく過程がちゃんと描かれている。だから読んでいて「分かる、この子がこの人を好きになる理由」って納得できるんですよ。
銀行という舞台設定が絶妙なんです。数字に追われ、ノルマに縛られ、上司と顧客の板挟みになる。そんな地味で息苦しい日常の中に、ふとした優しさや気遣いが光る瞬間がある。その小さな積み重ねが、誰かの支えになっていく。仕事って、こういう人間関係の奇跡で成り立ってるんだなって思わされるんです。
登場する女性たちがそれぞれ魅力的で、誰にも感情移入できる。後輩の一途さ、同僚の強がり、お客さんの寂しさ。全員が異なる事情と想いを抱えていて、主人公との距離の縮め方も違う。12巻かけて丁寧に描かれるそれぞれの物語は、読むたびに「この人を応援したい」って気持ちが入れ替わるほど繊細なんです。
フルカラーの絵がまた素晴らしい。表情の機微、頬を染める瞬間、目が合った時の空気感。色があるからこそ伝わる感情の揺れが、ページをめくる手を止めさせてくれません。
恋愛漫画に飢えてるなら、これは読んでおくべき作品です。ハーレムという設定に身構える必要はありません。これは、誰かを大切にすることの尊さを描いた、真摯な人間ドラマなんですから。