麒麟館グラフィティー』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

著者: 吉村明美

出版社: 小学館

3巻最新刊: 第3巻2月5日(木)

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

麒麟館グラフィティー 第3巻の表紙画像

第3巻

2月5日(木)

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この作品について

札幌の古い下宿館「麒麟館」。60年の歴史を刻んだこの館の名物大家が亡くなり、曾孫の妙が管理人として赴任する。引っ越しの初日、妙は道で一人の家出人妻を拾う。その女性・菊子の夫こそ、妙の初恋の相手・宇佐美秀次だった……。

吉村明美は『天使の休息』『愛のアラン』で知られる、Petit Comicを舞台に活躍した作家である。本作は1985年から86年にかけて連載され、第1回日本漫画家協会賞大賞を受賞した。北海道という舞台の選択は当時の少女漫画では珍しく、四季折々の風景描写が物語に深い情緒を与えている。妙と菊子、そして秀次の三角関係を軸に、麒麟館に集う若者たちの青春が交錯する。秀次の冷たさに耐えかねて家を出た菊子、彼女を守ろうとする妙、体面のために妻を取り戻そうとする秀次。単純な恋愛劇ではなく、家族の生い立ち、女性の自立、愛情の複雑さを丁寧に掘り下げる。80年代少女漫画が到達した成熟を示す一作です。

台湾や韓国でも翻訳され、アジアで読み継がれてきた作品が今、既刊3巻で手に取れます。古びない普遍性を持つ名作です。

まだ読んでいないあなたへ

第1回日本漫画家協会賞大賞。

札幌の古い下宿館「麒麟館」で、妙は初恋の男の妻を拾ってしまうんです。秀次への想いを胸に閉じ込めたまま、家出してきた菊子をかくまう妙。でも菊子は「もう一度やり直したい」と夫のもとへ帰っていく。戻った先で待っていたのは、やさしい言葉ひとつかけてくれない冷たい日々でした。

菊子が再び麒麟館の扉を叩いたとき、妙は彼女を守ると決めます。秀次が体面のために妻を取り戻そうと策を弄するのを見て、激しい怒りを燃やしながら。初恋の相手と、その傷ついた妻と、自分。この三角形のどこにも「正解」なんてないんです。

吉村明美が1985年に描いたこの作品、驚くのは恋愛の扱い方なんですよ。妙の想いは美しく浄化されるわけでもなく、秀次が改心して優しい夫になるわけでもない。菊子の母親が明かす生い立ちを聞いた後も、誰かが劇的に変わるんじゃなくて、ただ「それでも人は生きていく」という覚悟だけが積み重なっていく。北海道の四季が移り変わる中で、苦くてせつない感情が胸に残り続けるんです。

既刊3巻。愛と友情を「きれいごと」にしない、80年代少女漫画の傑作です。

巻一覧(発売順)3

よくある質問

『麒麟館グラフィティー』は全何巻?

全3巻で完結済みです。

『麒麟館グラフィティー』の最新刊は?

最新刊は第3巻(2月5日(木)発売)です。

『麒麟館グラフィティー』の作者は誰?

吉村明美先生の作品です。

『麒麟館グラフィティー』の出版社は?

小学館から出版されています。