『玉三郎 恋の狂騒曲』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
楡崎玉三郎、白磁のような肌に繊細な肢体、日本舞踊の名取という肩書を持つ学園のアイドル。ただし性別は男。半裸で授業を受ければ女子が釘づけになり、女装すれば男が腰を抜かす。町を歩けばセレブにさらわれ、稽古場では弟子たちが彼の取り合い。幼なじみの玲奈に一途なはずが、美青年を前にすると途端に惚れっぽくなり、すぐに迫ってしまう悪癖がある。そんな玉三郎を中心に、愛と恋の狂乱が日々巻き起こる……。
岸裕子は『舞姫伝説』で舞台芸術の世界を繊細に描いた作家ですが、本作では一転してコメディ路線に振り切っています。1995年から「少女コミック」で連載され、翌96年には第40回小学館漫画賞少女部門を受賞。この時代、少女漫画における「美少年」の記号性は確立されていましたが、本作はそれをパロディとして徹底的に戯画化した点が評価されました。玉三郎という存在そのものが「美少年愛」という様式への皮肉であり、笑いです。台湾や韓国でも翻訳され、舞台芸術を志す若者にも影響を与えたといいますが、それは本作が単なるギャグではなく、日本舞踊という芸能の世界を背景に据えたことで、文化的な奥行きを持ったからでしょう。
全3巻で完結、番外編2作と著者自選短編も収録された決定版です。90年代少女漫画のエッセンスと、過激なまでの笑いが詰まっています。
まだ読んでいないあなたへ
小学館漫画賞受賞作。
しかも1995年です。
「美少年が周りを振り回すだけのラブコメでしょ?」って思うなら、一度読んでみてください。この作品がなぜ賞を獲ったのか、開いた瞬間に分かりますから。
主人公の楡崎玉三郎は、日本舞踊の名取で絶世の美貌を持つ男子高校生。女装すれば男が腰を抜かし、半裸で授業を受ければ女子が釘づけになる。愛する幼なじみの玲奈一筋のはずなのに、美青年を前にするとどうしても惚れっぽくなってしまう。その結果、初対面でキスされ、催眠術で体が熱くなり、オークションにかけられ、誘拐されかける。本人の意図とは無関係に、玉三郎の周囲は常に恋と欲望の渦に巻き込まれていくんです。
岸裕子が描くのは、単なる美少年騒動じゃありません。舞台芸術と恋愛を軸に、複雑に絡み合う人間関係を解像度高く描き出してる。玉三郎の「可憐で小悪魔的」な性格が引き起こす狂乱は、読んでいて笑えるのに、同時にどこか切ない。『舞姫伝説』『天使の誘惑』で人物の感情表現に定評のある著者だからこそ、この混沌とした愛の物語が説得力を持つんですよ。
既刊3巻で完結済み。公式紹介には「××××も無いまま毎日抱かれる夢を見る」新婚生活まで書かれてますが、ここに至るまでの展開と、それでも収まらない周囲の狂乱ぶりは、実際に読まないと伝わりません。
台湾や韓国で舞台志望者にまで影響を与えた作品です。90年代少女漫画の、濃密で大胆な恋愛描写を体感してください。
巻一覧(発売順)全3巻
よくある質問
『玉三郎 恋の狂騒曲』は全何巻?
全3巻で完結済みです。
『玉三郎 恋の狂騒曲』の最新刊は?
最新刊は第3巻(2月14日(金)発売)です。
『玉三郎 恋の狂騒曲』の作者は誰?
岸裕子先生の作品です。
『玉三郎 恋の狂騒曲』の出版社は?
小学館から出版されています。