『EXIT』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
プロ志向のボーカリスト・沢口卓哉と、テクニックに秀でたギタリスト凡河内。二人の出会いから始まる「蛮嘉」改め「VANCA」の物語は、バンドとしての成長と、メンバー個々の葛藤を同時に描いていく。卓哉が初めてオリジナル曲を手がけることになり、全楽曲を書いてきた凡河内の心中は穏やかではない。4枚目のアルバムツアーが好調な一方で、かつてのライバル「ESK-DUAL」の活動再開や、高梨雪のプロジェクトへの凡河内の参加が、バンド内の力学を揺さぶる。レコード会社主導のメディア戦略が進む中、「売れる」ことの意味を問い直す卓哉。不完全だった二人が四人編成へと至り、新たなスタートを切るまで……。
『花とゆめ』誌上で2000年から2002年まで連載された本作は、音楽漫画というジャンルにおいて、ステージ上の華やかさよりも、楽曲制作をめぐる主導権や、メディア露出の是非といったバンド内部の温度差を前景化させる手法が特徴です。藤田貴美は、第25回白泉社アテナ新人大賞佳作を受賞した実力派。本作では、音楽的才能と人間関係のバランスという、プロを目指す者が必ず直面する問題を、女性読者に向けて丁寧に掬い取っています。
既刊12巻、幻冬舎コミックスより刊行中。音楽を通じた成長と葛藤を描く群像劇として、今なお読み継がれる価値がある一作です。
まだ読んでいないあなたへ
既刊12巻。
この作品、音楽漫画なんですけど、ライブシーンより楽屋裏の沈黙が胸に刺さるんですよ。プロを目指すボーカリスト・沢口卓哉と、圧倒的なテクニックを持つギタリスト凡河内。二人で始めたバンド「蛮嘉」が、やがて「VANCA」として四人編成になり、スポットライトを浴びるようになっていく。その過程で、メンバー間に生まれる微妙な距離感が、容赦なく描かれるんです。
卓哉が初めて自分でオリジナル曲を書いたとき、今まで全ての曲を手がけてきた凡河内は何を思うのか。ESK-DUALというライバルバンドの復活報道を聞いて、卓哉が生まれて初めて「勝ちたい」と思う瞬間。レコード会社主導のメディア戦略に晒されて、「売れる」ことの意味を自問自答する場面。どれも派手な衝突じゃなくて、言葉にならない感情のざらつきなんです。
音楽の才能だけじゃバンドは続かない。四人になったから完璧になったわけでもない。それでも前に進むしかない不器用な人間たちの話なんですよ。凡河内が高梨雪という別の才能と活動する描写も、単純な裏切りじゃなくて、もっと複雑な何かを抱えてる。
「花とゆめ」連載作品なんですけど、恋愛より人間関係の機微に力点があって、バンドという共同体で生きることの痛みと希望が、淡々と、でも確実に積み重なっていくんです。音楽漫画が好きな人にも、人間ドラマが好きな人にも、どちらにも刺さる作品だと思います。
巻一覧(発売順)全12巻
よくある質問
『EXIT』は全何巻?
全12巻で完結済みです。
『EXIT』の最新刊は?
最新刊は第12巻(9月1日(木)発売)です。
『EXIT』の作者は誰?
藤田貴美先生の作品です。
『EXIT』の出版社は?
幻冬舎コミックスから出版されています。











