『【単話売】待てば甘露の日和あり~大正零落華族のとりかえ婚~』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
【単話売】待てば甘露の日和あり~大正零落華族のとりかえ婚~ 第4巻は2月25日(水)発売予定
刊行ペース
平均: 約29日間隔
直近: 約29日間隔
この作品について
大正時代、零落した華族の娘・七生は、姉の綾子の身代わりとして商家の志波総太郎のもとへ嫁ぐ。侍女として働き詰めだった過去を持つ彼女にとって、初めて訪れる銀座の百貨店は目を見張る光景だった。表情豊かな七生を総太郎は「そのままでいてほしい」と受け入れる。やがて身代わりであることが総太郎に発覚するが、互いの利害は一致していた。それ以上に総太郎は、今目の前にいる「綾子」こそを伴侶に望んでいる……。
小倉アズキが描く大正ロマンスは、階級差を超えた婚姻譚でありながら、「とりかえ」という設定に独自の切り口を見せます。華族の令嬢という虚構を纏いながら、本来の自分を受け入れてもらえる喜びと、それでも明かせぬ事情との板挟みが、七生の心情を多層的に描き出すのです。集英社のラインナップにあって、恋愛小説に心惹かれていく七生の姿は、読者自身の恋愛観をも問い直すかのよう。銀座の百貨店、ヴァイオリンの並ぶ部屋、洋装での社交……文明開化の空気を纏いながら、古い身分制度の残滓に揺れる人々の機微が丁寧に紡がれています。
総太郎の仕事への高い志に尊敬の念を抱き、釣り合う人間になりたいと願う七生の成長譚としても読み応えがあります。既刊3巻、二人だけの秘密がどう転がっていくのか、目が離せません。
まだ読んでいないあなたへ
大正時代、零落華族の令嬢が姉の身代わりとして嫁ぐ。
この設定だけ聞くと「よくある話」と思うでしょう。でも違うんです。
主人公の七生は華族の娘でありながら、侍女として朝から晩まで働きづめの日々を送ってきた女性なんですよ。だから、嫁ぎ先で初めて訪れた銀座の百貨店では、見るもの全てに感動して表情が溢れ出してしまう。華族の令嬢らしからぬ振る舞いを指摘されてハッとする彼女に、夫となった総太郎は「そのままでいてほしい」と言うんです。
この総太郎という人物がまた、ただの優しい夫ではない。商人として高い志を持ち、仕事に誇りを持っている。七生は彼の取り扱う高価な商品を見て、彼の仕事への姿勢を知って、強く尊敬するようになる。そして思うんです。「この人に釣り合う人間になりたい」と。
身代わり婚がバレた時、二人は利害の一致で秘密を共有する関係になります。でもそこからなんですよ。広いお屋敷でヴァイオリンの部屋を見つけたり、取引先での食事会で初めて恋愛小説に触れたり。自分の時間を持ったことのなかった七生が、少しずつ自分の感情と向き合い始める。
小倉アズキが描くのは、身分も環境も違う二人が、お互いを尊重しながら歩み寄っていく過程なんです。既刊3巻、この丁寧な距離の詰め方を見届けてください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『【単話売】待てば甘露の日和あり~大正零落華族のとりかえ婚~』は全何巻?
全既刊6巻で完結済みです。
『【単話売】待てば甘露の日和あり~大正零落華族のとりかえ婚~』の次巻はいつ?
第4巻が2月25日(水)に発売予定です。
『【単話売】待てば甘露の日和あり~大正零落華族のとりかえ婚~』の作者は誰?
小倉アズキ先生の作品です。
『【単話売】待てば甘露の日和あり~大正零落華族のとりかえ婚~』の出版社は?
集英社から出版されています。