『夢使い』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
名門女子校で起きた集団想像妊娠という奇怪な事件。葩坂女学院の生徒たちは確かに妊娠していると思い込んでいるが、医学的には何も確認できない。火曜星の夢使い・三島燐子は、同級生からの依頼を受けてこの謎を追う。植芝理一が描くのは、夢と現実の境界が溶け合う世界。生徒たちの身体に宿ったものは、科学では測れない何かなのか……。
植芝理一は『Discommunication』で既にその特異な作風を確立していた作家だ。本作は2000年から『アフタヌーン』で連載され、第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞している。「現実は夢、夜の夢こそ真実」という逆説的なテーゼを掲げ、人間の心の闇と幻想を描く。夢使いという設定が単なるファンタジー装置に留まらず、登場人物たちの内面と直結する構造になっている点が評価されたのだろう。ミステリーの体裁を取りながら、答えを提示するのではなく問いを深めていく語り口は、植芝作品の真骨頂といえる。
既刊6巻という分量で完結したこの物語は、読み手に多くを委ねます。学園を舞台にした超自然的な謎は、私たちが普段見ないようにしている何かを照らし出すでしょう。
まだ読んでいないあなたへ
全6巻。
文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作です。
名門女子校で次々と起こる想像妊娠。胎児はいない。でも生徒たちの身体は確かに「何か」を宿している。この異常事態を「夢」の領域から解決しようとする探偵がいるんです。火曜星の夢使い・三島燐子。彼女が見るのは、昼の現実ではなく、夜の夢という名の真実なんですよ。
植芝理一が描く世界では、私たちが「現実」だと信じている日常が、実は不安定で危うい。人の心の奥底にある願望や恐怖が、肉体を変化させ、周囲を巻き込んでいく。想像妊娠という医学用語で片付けられる現象の裏に、少女たちの言葉にできない叫びが隠れているんです。
『Discommunication』で人間の孤独を抉った作者が、今度は「夢」という誰もが持つ曖昧な領域を舞台に選んだ。眠りの中で見るものが真実なら、目を覚ました後の世界は一体何なのか。この問いが、学園ミステリーという枠を遥かに超えて、読む者の足元を揺らしてくるんです。
現実と幻想の境界線が溶けていく感覚。それを味わえる作品は、そう多くありません。夜、布団に入る前に読むと、自分が今見ている世界の輪郭が少しぼやける。そんな不思議な読書体験が、ここにあります。
巻一覧(発売順)全1巻
よくある質問
『夢使い』は全何巻?
全1巻で完結済みです。
『夢使い』の最新刊は?
最新刊は第1巻(3月6日(金)発売)です。
『夢使い』の作者は誰?
植芝理一先生の作品です。
『夢使い』の出版社は?
講談社から出版されています。