『ミルク クローゼット』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
西暦2005年、子供たちが突如として消える現象が社会問題化していた。やまぐち葉菜と立花たろうもその一人。異世界に迷い込んだ二人は、そこで重傷を負い、しっぽ状の生物と合体することで命をつなぐ。人ならざる者となって現実世界に戻った彼らを待っていたのは、謎の女性・リーズル吉田と、彼女が告げる「合格」の言葉だった。一体何に合格したのか……。
富沢ひとしが講談社『Margaret』で連載した本作は、一見すると少女漫画の王道である学園ものの体裁を取りながら、異世界との接触によって人間の境界が揺らぐという設定を導入している点が特徴です。2000年代初頭という時期は、少女漫画においてもファンタジー要素の導入が積極的に試みられた時代でした。しかし本作の異世界は冒険の舞台というより、主人公たちの身体性そのものを変容させる装置として機能する。葉菜が異世界を嫌悪し、たろうがそれを気に入るという対比も、単なる性格の違いではなく、変容を受け入れるか拒むかという問いかけになっているのです。
既刊4巻という短い巻数ながら、少女漫画の枠組みで「人間とは何か」を問う射程を持った作品です。
まだ読んでいないあなたへ
2005年、子供たちが次々と消える現象が起きていたんです。
主人公の葉菜は、自分が迷い込む「異世界」を心から憎んでいました。そこは美しい冒険の舞台なんかじゃない。おぞましい場所。なのに周りの大人は彼女を「病気」扱いする。もう一人の主人公・たろうは真逆で、異世界での冒険を楽しんでいる。この対照的な二人が、ある日その世界で重傷を負うんです。
生き延びるために、二人は「しっぽ状の生物」と合体して共生する道を選びます。人間ではなくなって。
帰還した二人を待っていたのは、謎のお姉さん・リーズル吉田。彼女は告げるんです。「合格」したと。何に合格したのか。消える子供たちの現象は何なのか。異世界とは。そして人ならざる者になった二人の日常は、これからどうなるのか。
Margaretに連載されていた作品ですが、少女漫画の王道から一歩も二歩も踏み出した設定なんですよ。異世界を「おぞましい」と拒絶する少女の視点、生き延びるために人間を捨てる選択、そして謎めいた「合格」という言葉。既刊4巻という短さの中に、何が詰まっているのか。
富沢ひとしが2000年に描いたこの物語、今こそ開いてみてください。
巻一覧(発売順)全1巻
よくある質問
『ミルク クローゼット』は全何巻?
全1巻で完結済みです。
『ミルク クローゼット』の最新刊は?
最新刊は第1巻(3月27日(金)発売)です。
『ミルク クローゼット』の作者は誰?
富沢ひとし先生の作品です。
『ミルク クローゼット』の出版社は?
講談社から出版されています。