『機械じかけのマリー』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
まだ読んでいないあなたへ
主人公が人間じゃない、というだけでここまで泣かされるとは思わなかったんです。
「機械じかけのマリー」の主人公マリーは、感情を持たないロボット。でも彼女の周りには、彼女を家族として愛する人たちがいる。マリーは人間の「好き」も「悲しい」も理解できないまま、ただプログラム通りに動いているだけなんです。それなのに、読んでいるうちに気づくんですよ。マリーの行動一つひとつに、言葉にできない何かが滲み出ていることに。
あきもと明希さんの絵は、とにかく表情が豊かで。マリーの無表情な瞳が、場面によって全く違う意味を帯びて見えてくるんです。彼女が何も感じていないはずなのに、読者だけが胸を締めつけられる。この絶妙な距離感が、本当に残酷で、同時に愛おしい。
物語が進むにつれて、マリーを取り巻く人々の事情も複雑に絡み合っていきます。ある人物の過去、ある人物の願い、そしてマリー自身の存在理由。全6巻という長さの中で、それらが少しずつ明かされていく構成が見事なんです。途中で投げ出せなくなります。
感情を持たない存在だからこそ見えてくる、人間の温かさと脆さ。マリーがいることで救われる人がいて、同時に苦しむ人もいる。そのどちらも否定しない優しさが、この作品には流れているんですよ。
ラストまで読んだとき、マリーが本当に何も感じていなかったのか、もう一度最初から確かめたくなるはずです。
次巻発売情報
前巻から899日経過(平均214日間隔)
『機械じかけのマリー』はあきもと 明希による漫画作品。白泉社より全6巻で完結済み。
刊行ペース
平均: 約201日間隔
直近: 約214日間隔
