『マンガショップシリーズ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
漫画を売る、漫画を愛する。漫画専門店を舞台に、店主と客、作家と編集者、そして漫画そのものが織りなす人間ドラマ。漫画に人生を賭けた者たちの、小さな店での大きな物語がここにある。
寺田ヒロオといえば、トキワ荘のメンバーとして藤子不二雄や石ノ森章太郎らと切磋琢磨した伝説的存在だ。本作は、その寺田が晩年に描いた、漫画への愛と業界の光と影を見つめる異色作である。青年向け作品を得意とした作家らしく、理想と現実のはざまで揺れる登場人物たちの葛藤が、説教臭さなく丁寧に描かれています。舞台となる漫画専門店は、単なる商売の場ではない。夢を追う者が集まり、語り、時に挫折し、それでもまた立ち上がる場所だ。寺田自身が体験した漫画黎明期の記憶が、作品の随所に息づいている。
既刊3巻。漫画を「読む」だけでなく「売る」側から見た業界の姿は、今なお新鮮です。漫画に人生を捧げた男が最後に描いた、静かで熱い青春群像劇をぜひ。
まだ読んでいないあなたへ
トキワ荘の良心と呼ばれた男が、最晩年に遺した、夢の記録です。
寺田ヒロオ。手塚治虫や藤子不二雄、石ノ森章太郎らと共にトキワ荘で青春を過ごし、彼らの兄貴分として慕われた漫画家が、60代で描いた自伝的作品なんです。舞台は昭和の漫画黎明期、主人公はかつての自分。貸本屋時代から漫画雑誌の創刊、仲間たちとの切磋琢磨――この作品には、まだ「漫画家」という職業が社会に認められていなかった時代に、それでもペンを握り続けた人間の息づかいが刻まれています。
すごいのは、華やかな成功譚ではないところなんですよ。挫折も、迷いも、時代に取り残される不安も、全部そのまま描かれている。寺田ヒロオという人は、子供向け漫画にこだわり続けた結果、劇画ブームの波に乗れず、表舞台から姿を消した漫画家です。けれど彼は、引退から20年以上経って、もう一度ペンを握った。自分が何者だったのかを確かめるように。
ページをめくっていると、あの頃の漫画家たちがみんな若くて、誰も未来を知らないんだと気づくんです。後に大巨匠になる仲間たちも、この時はただ必死に明日の原稿と向き合っている。その純度の高い時間が、寺田ヒロオの誠実な筆致で蘇る。
これは、勝者が語る歴史ではありません。けれど、負けたわけでもない。ただひたすらに、自分の信じた道を歩いた人間の記録です。既刊3巻、その一ページ一ページが、重たくて、温かい。
巻一覧(発売順)全3巻
よくある質問
『マンガショップシリーズ』は全何巻?
全3巻で完結済みです。
『マンガショップシリーズ』の作者は誰?
寺田ヒロオ先生の作品です。
『マンガショップシリーズ』の出版社は?
パンローリングから出版されています。


