『隙間』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
まだ読んでいないあなたへ
全4巻完結。
250ページ超えの超厚な1冊を手に取った瞬間、あなたは覚悟を決める必要があるんです。
台湾から沖縄へ留学した女子大生・楊洋の物語――そう要約した途端、この作品の本質は零れ落ちます。祖母を亡くした喪失、報われない恋、自分が何者かわからない焦燥。そのすべてを抱えたまま異国へ飛び込んだ一人の人間が、なぜ沖縄の歴史を学び始めるのか。なぜ二二八事件の記憶に触れ、ひまわり学生運動の熱を思い出すのか。それは「私とは何か」を問い直すことが、必然的に「この土地とは何か」を問うことと繋がっているからなんです。
是枝裕和監督が「彼女の覚悟や怒りや叫びを、正面から受け止めて投げ返してあげてくれ」と書き、江口寿史が「生きることの根本の愛おしさを信じる」と語り、吉岡里帆が「無視しない人生を選ぶことは確かな生きる力を得るということ」と綴った。そして宇多丸は「声が大きな者による単純化された歴史に、全力で抗っている」と評した。これほど多様な表現者たちが、それぞれの言葉で応答せずにいられなかった作品なんです。
高妍という作家は、感情を描くために歴史を持ち出すのではなく、歴史を理解するために感情を手放さない。台湾と琉球が共有する植民地化の記憶、表現の自由をめぐる葛藤、同性婚や国民投票といった「今」の問題――それらは楊洋の内側にある「好きな人に愛されない痛み」や「祖母を失った悲しみ」と、決して切り離されていないんです。
読み終えたとき、あなたは気づきます。この作品が問うているのは台湾や沖縄だけの話じゃない。自分が立っている場所の歴史を知らないまま、自分が何者かを語れるのか。見ないふりが上手になった私たちは、本当に「普通の大人」になれたのか。
文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。1巻250ページから始まる全4巻、計1000ページ超えの旅路を、どうか最後まで歩いてください。
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
『隙間』は高 妍による漫画作品。kadokawaより現在4巻まで刊行中。
巻一覧(発売順)全4巻
よくある質問
『隙間』は全何巻?
全4巻で完結済みです。
『隙間』の作者は誰?
高 妍先生の作品です。
『隙間』の出版社は?
kadokawaから出版されています。



