『ゆげたつらん』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
勝ち組と呼ばれながら空虚な日々を送る大黒宇大が、地図アプリの温泉レビューに導かれて秘湯を巡り始める。北海道の山奥で出会ったのは、孤高の温泉レビュアー・癒しん坊先生。押しかけ弟子となった宇大は、師と共に日本各地の温泉を訪ね歩く。北海道から東北、四国、信州、九州、そして山陰へ。硫黄の匂い、立ち昇る湯けむり、満天の星空。変わらないものと変わっていくものに触れながら、師弟の旅は続いていく……。
コミックビームで連載された本作は、ルポルタージュと物語の境界線上を行く。実在する温泉地を丹念に描き込み、宿の佇まい、湯の質感、周辺の風景を克明に再現する。単なる温泉ガイドではない。空虚さを抱えた都会人が、日本の辺境に残る「小さなにっぽん」に触れることで、ささやかな充足を得ていく過程を静かに綴る。師弟の関係性も、熱血でもベタベタでもなく、適度な距離感を保ちながら深まっていく。既刊3巻で完結したこの作品は、旅情と人生の機微を、温泉という題材に溶け込ませた佳作だ。
温泉に興味がなくても読める。むしろ、何かが満たされない感覚を抱えている人に届くはずです。
まだ読んでいないあなたへ
からっぽなんです、この人。
仕事は順調、生活に困らない収入、世間が羨む「勝ち組」の座にいる大黒宇大。なのに心が満たされない。何かが足りない。その「何か」が何なのかもわからないまま、ただ日々を消費していた男が、地図アプリの温泉レビューに導かれて旅に出るんです。
この作品、温泉漫画の顔をしているけれど、実は「小さなにっぽん」を見つける物語なんですよ。北海道の山奥、秋田の乳頭温泉郷、徳島の祖谷、長野の地獄谷。そこにあるのは、時代が変わっても変わらない湯と、変わっていく景色と、そして人との出逢い。宇大が各地で出会うのは温泉だけじゃない。古より時を越えて今も愛される「文化」そのものなんです。
そして北海道で、宇大は運命の人と出会います。孤高の温泉レビュアー、癒しん坊先生。この風変りな師匠との凸凹師弟コンビが最高で。押しかけ弟子から始まった関係が、湯を巡るうちに本物の師弟になっていく過程が、じんわり胸に沁みてくるんです。
立ち昇る湯けむり、硫黄の匂い、満点の天の川、桜吹雪、秋風、雪景色。四季折々の日本の美しさを、この二人は全身で味わい尽くしていきます。そして読んでいるあなたも、気づけば一緒に湯に浸かっているような、そんな感覚になれる作品なんです。
既刊3巻で完結。ささやかだけれど、確かな幸せを手に入れる物語。明日、温泉に行きたくなりますよ。
巻一覧(発売順)全3巻
よくある質問
『ゆげたつらん』は全何巻?
全3巻で完結済みです。
『ゆげたつらん』の作者は誰?
遠浅 よるべ先生の作品です。
『ゆげたつらん』の出版社は?
kadokawaから出版されています。


