喫茶ニュー魔王城』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

元魔王ドンは、「非暴力の誓い」のもとレトロな喫茶店「レーヴェンブルク」を営んでいる。月鷹市に降り立った冒険者たちが憩いを求めて訪れるこの店で、元勇者のバリスタ・勇とバイトの灯里がドンを支える。だが客の大半はトラブルを抱えた冒険者ばかり。平穏な日常とは程遠い騒動が店を襲い、やがてドンの過去が災厄として街に迫ってくる。謎の魔女サイベルの強襲、そして「魔王」という呪縛との対峙が、かつて世界を揺るがした者たちを再び試すことになる……。

山本四角は『BEATSTRINGS』でファンタジーとコメディの融合に手腕を発揮した作家だが、本作では「元敵同士の共同生活」というモチーフを喫茶店という舞台に落とし込み、異世界ものの定型を巧みにずらしている。コミックビーム連載らしい青年向けの人間ドラマと、グルメ要素を絡めた日常のディテールが作品に厚みを持たせており、単なる異世界コメディには収まらない奥行きがある。「さよならだけが人生」だった勇の過去や、ドンに執着するサイベルの動機など、登場人物それぞれが背負う傷が物語を駆動させる構造は、キャラクター漫画としても読み応えがあるはずだ。

既刊3巻、まだ物語は動き出したばかり。元魔王が淹れる一杯の珈琲に、どんな救済が宿るのか見届けてほしい。

まだ読んでいないあなたへ

元魔王が喫茶店の店長をやっているんです。

世界を恐怖に陥れた魔王ドンは、5年前に死んだはずでした。でも彼は今、レトロな喫茶店「レーヴェンブルク」で強面のマスターとして生きている。バリスタは元勇者の勇。バイトは人間の灯里。かつて敵同士だった3人が、非暴力の誓いのもと、一緒にコーヒーを淹れているんです。

ところがこの店、来る客は問題を抱えた冒険者ばかり。平穏な憩いの場のはずが、騒動は絶えず、3人は毎回トラブルに巻き込まれていく。そして元魔王という過去は、ドンが望もうと望むまいと、災厄となって街にじわじわと迫ってくる。

ただのグルメ漫画じゃないんです。元勇者・勇の「さよならだけが人生」だった過去。ドンに執着する謎の魔女・サイベルの強襲。切り離せない「魔王」という過去との対峙。コーヒーカップの向こうに、それぞれが抱えた心の傷と葛藤が見えてくる。

山本四角が描くのは、武器を捨てた者たちの物語です。喫茶店という小さな城で、暴力ではなく対話で立ち向かおうとする3人の日常。その日常が、ゆっくりと、でも確実に友情と信頼に変わっていく過程を、温かく、時にシビアに描いています。

既刊3巻。SNSで話題になった異世界グルメファンタジー、騙されたと思って1巻を手に取ってみてください。

巻一覧(発売順)3

よくある質問

『喫茶ニュー魔王城』は全何巻?

現在3巻まで刊行中です。

『喫茶ニュー魔王城』の作者は誰?

山本 四角先生の作品です。

『喫茶ニュー魔王城』の出版社は?

kadokawaから出版されています。