志村貴子の新刊・発売日一覧

志村貴子先生は13作品を掲載中。代表作「そういう家の子の話【単話】」(8巻、最新刊3月13日(金)発売)。

志村貴子について

1990年代後半にデビューし、2000年代以降精力的に作品を発表し続けている志村貴子は、独特の視点で人間関係を描く実力派である。代表作の一つ『放浪息子』では性別違和に悩む少年少女の心理を繊細に描き、小学館漫画賞を受賞。思春期特有の揺らぎと成長を丁寧に追った作品として高い評価を得た。

志村の作風は、一見静かな日常の中に潜む感情の機微を掬い取る点にある。『青い花』では女子高生の同性愛を正面から扱い、センセーショナルにならず登場人物たちの心情を誠実に紡いだ。近年では『こいいじ』や『ハツコイノツギ』など、恋愛を軸にしながらも家族や友人との関係性を丁寧に織り込んだ群像劇を描いている。繊細な線と抑制された表情描写が特徴的で、キャラクターの内面を静かに浮かび上がらせる。

『そういう家の子の話』では、複雑な家庭環境に育つ子どもたちの視点から、大人たちの事情や社会の矛盾を描き出した。誰かを一方的に断罪するのではなく、それぞれの立場や痛みに寄り添う姿勢は、志村作品に通底するテーマといえる。マイノリティや生きづらさを抱える人々に対する温かな眼差しと、物語としての確かな構成力を併せ持つ作家だ。

作品一覧

発売予定

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